１１月１６日（金）に世田谷区が主催する福祉避難所開設訓練を行いました。

博水の郷をはじめ、世田谷区と福祉避難所協定を結んでいる福祉事業所は、大災害が発生した際に発生72時間後から、介護等の支援が必要な方を区を通して専用に受け入れる、福祉避難所を開設することになっています。

東日本大震災が起きてから整備が始まった制度で、世田谷区でも一からの作成をずっと行っており、ようやく形になってきたところです。

制度の作成具合に応じて毎年様々な施設で訓練を行っており、今年は博水の郷が会場として選ばれました。

職員が実際に福祉避難所を開設するという想定で訓練を行いましたが、防災訓練や避難訓練は何度も行っていても、避難所の開設訓練といういのは初めてで、最初は勝手がわからず苦戦しました。しかし、しなければならないことがしっかりわかってくれば、普段の訓練と同じで迅速に動くことができ、スムーズに開設までの手順をこなすことができました。

訓練当日は世田谷区内にある福祉施設の防災担当職員に加え、遠方の特養の方や町会の方々が見学にいらっしゃり、普段以上に緊張で身が引き締まりましたが、大きなミスもなく、恥ずかしくない訓練をお見せすることができました。

特に町会の皆さまには指定避難所の担当者として参加していただき、より一層、訓練の内容を充実させるこ

とができました。

 

災害はいつ起きるかわかりません、まだ完成には至っていない制度ですが、そんな中でも万が一の際にはできるだけのことができるよう、これからも訓練を行ってまいります。