職員のページ~談話室
ホーム いろえんぴつ
2021-03-22
ホームいろえんぴつの井上です。
禁煙を始めて1年が経ちました。
過去にも健康を考え、止めるべきだと幾度も思いましたが、決心がつかず、1日に吸う本数を10本に減らすなどしてみたものの、結局止めるか吸うかの二者択一しかなく、後者を選んで数十年経ったのでした。
そんな私が遂に本気で決意したきっかけはやはりコロナウイルスの蔓延でした。今が止め時、今しかないと。
禁煙外来ではなく自力で禁煙を始めました。初めの2、3週間はやはり離脱症状(頻回な中途覚醒等)が現れましたが、それ以上に辛かったのは何か大切な物を失ったかのような喪失感による抑うつ状態で、気が付くとタバコのことを考えている、夢にまで出てくるという有様。改めてこんなにも自分はタバコに依存していたのか、薬物中毒と大差ないのではと呆れました。やがて空咳や痰、息切れが減り、味覚の変化(食事が美味しい)等禁煙によるメリットを肉体的に実感するようになり、いつしかタバコのことを考える頻度も減り、吸わないことが当たり前の生活に慣れていきました。
とはいえ、今現在全く吸いたいという気持ちがないかといえば嘘になります。
何十年も続いた習慣ですから、そう簡単に断ち切ることはできないです。
ただ、もし今誰かに1本どうぞと勧められても断る自信はあります。1本吸ってしまえば終わりです、1本が2本、2本が3本とまた元の木阿弥になるのが目にみえるからです。この1年の頑張りが全て水の泡。
自分にはできない、無理と思っていたことが折角できるようになったのですから、これからも頑張って持続していきたいと思っています。